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起(おこし)MAP??市外の方には馴染みの薄い「起」について

2018.9.26
カテゴリー : ニュース

一宮市在住の方なら、「起(おこし)」と云えばすぐにわかりますが、そうでない方は「???」ですよね。そこで、サイト内にある「起MAP」について少しお話します。起という地名は、美濃路街道にあった宿場町の名残だそうです。

【美濃路街道とは】

美濃路街道は全長14里24町15間(約57.5km)の濃尾平野を縦断する街道で、東海道の宮の宿(名古屋)に始まり、清洲、稲葉(稲沢)、萩原、の各宿を経て起宿に至り、渡船場から木曽川を渡って墨俣、大垣、と進み垂井宿で中山道と合流します。
関ヶ原の合戦の帰路、徳川家康もこの街道を通ったとされ、江戸時代に幕府の手によって整備が積極的に行われ宿場が開かれました。京都と江戸を結ぶ街道として、東海道の「七里の渡し」や「鈴鹿の峠越え」を避けて、美濃路は安全に通行できる街道でした。名古屋から岐阜に抜けるこの街道、一宮市内には2つの宿場があったそうです。

【起宿(おこしじゅく)】

起宿(現在の一宮市起付近)は、木曽川を渡す渡船場を持つ宿場だったので、大名行列などが宿泊する本陣、脇本陣や、商人などの宿泊する旅籠屋、問屋なども数多くあり、他国からの文化もいち早く伝えられた賑わいのある宿場町でした。今も当時の面影を残す建物がわずかですが残っています。是非、足を運んでみてください。
「起マップ」では、美濃路街道の起宿周辺の観光ポイントに加え、グルメ情報も掲載しています。秋の散策に是非、ご利用ください。
※尾西歴史民俗資料館及び別館は現在改装中です。


写真は、㊤旧湊屋㊦旧林家住宅(尾西歴史民俗資料館別館)

【「チンドン」のまち萩原(はぎわら)、もうひとつの宿場町】

一宮市内にある、もうひとつの美濃路街道の宿場町が、萩原宿です。起宿より少し名古屋寄りに位置する萩原宿(現在の一宮市萩原付近)は、美濃路の宿場としては最も小規模な宿場町として栄えたと云われています。江戸時代には、立派な本陣、脇本陣があったそうですが、現在は、当時の面影は少なく、萩原商店街として昭和レトロな雰囲気が印象的です。
また、春と秋には全国でも珍しい「チンドン祭」が開催されます。生のチンドン屋さんの演奏、口上が見られる機会はなかなかないですよね。今年は、10月21日(日)に開催を予定しています。



写真は㊤萩原商店街、㊦チンドン祭

美濃路街道にあった2つの宿場町が、ここ一宮に面影を残しているのは、あまり知られていないようですが、美濃路街道をウォーキングする方々も最近はよく拝見するようになりました。秋の散策に是非、おこしください。

起(おこし)MAP【PDFファイル】